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こういうことを 書くのは どうかと 思っていたのですが

 

私自身が 体験をして

やっぱり 同じ環境の人、

子供が小さく 生まれた パパとママが 必ず 通らなければ

いけない 関門が あることに 気が付きました。
 

それに 早く気付いて 対処してもらったほうが いいので

それについて 書かせて いただきます。

 

 

小さく 生まれた子の パパとママが まず最初に 必ず 通らなければ

いけない 関門。
 

それは 「残酷な 言葉たち」

だと思います。
 

 

お話をしている 人は そういう気持ちが なくて

意識をしないで 言っているだけの ただの 感想や 言葉が

いかに パパとママを 傷つけるのか・・・
 

 

 

それについて 書きたいと思います。

私の 子供は 284グラムで この世に 生を受けました。
 

 

私自身は 妊娠が 発覚してから

子宮外妊娠の 可能性、 さらには 子供が 育っていないという

死産の可能性を 診断されて

そのたびごとに この苦境を乗り越えてきました。
 

 

つわりは ものすごくつらく

妊娠期間は ほとんど 寝たきりの状態でした。
 

そして 妊娠5ヶ月から 血圧が下がらず 1ヵ月の 入院生活。

そののちに 妊娠22週に入ってから ICU(集中治療室)にうつり

母体保護のために 妊娠中断。出産。
 

ICUには 7日間 滞在しました。
 

ICUでは 母子ともに 危険な状態で

妊娠6ヵ月に入っているのに つわりによる 吐き気

薬による 体のほてりや のどの渇き

これも 薬による 何も考えられない意識状態。
 

 

「このまま 死ぬかもしれない」

と死を 覚悟し 朦朧とした 意識のなか

それでも はっきりと 三途の川を 見ました。
 

川には 橋が架かっていて

「これを越えると あちらの世界か・・・」

と 妙に 納得して 冷静に 受け止めました。
 

しかし その橋の 前には ずいぶん前に なくなった

おばあさんが 着物姿で 通せんぼをしているのが 見えて
 

「あちらの 世界に いくなと 言うことかな」

と考えて 意識が こちらの世界に 戻ってきて 

病院のベッドに 寝ていることに 気が付きました。
 

 

 

母体が 耐えうる ギリギリの ラインで

そして 法的にも 医学的にも 妊娠20週という 子供を

取り出すことができる ギリギリの 選択で

 

子供を 産むことになりました。
 

 

緊急帝王切開。。。

 

1時間に 渡る 手術は 私にとって 恐怖と苦しみ以外の

なにものでも ありませんでした。

 

 

 

今の 医学では 出生体重が 500グラムなら 子供は 生きることが

できると 言われています。
 

また 400グラムでも なんとか・・・ というラインです。

その中で わが子は 284グラムで 生まれました。

 

300グラム以下の子。

生きられるかどうか わからない ラインです。

 

 

500グラム以下の 生存率は 30%。

3人に1人の 確率です。

 

しかし わが子は 300グラム以下。

詳しく説明は されませんでしたが 推定すると 生存率は

数%以下です。

 

 

そして 小さく生まれた子の 症例が 数少ない中で

次々に起こる 病気との闘いの 日々がはじまりました。

 

私は 子供が 生まれた時に

「この子は 生きられない」

と思いました。

そのぐらい 生きられる望みが 少なかったのです。

 

 

そんな 出産をしたわけですが

生後何日もしない まだ 子供が 生きられるかどうか

分からない

 

そして 血圧が いきなり下がってしまったり

皮膚からの 感染症にかかり もし これが タチの

悪い 感染の場合は 命の 危険もある というときに

 
 

周りに 出産を 発表すると

「そんな 体重でも 生きられるんだ。ふ~ん」

という感想を いただいたり

 

「生まれて 病院に いるんだから 大丈夫だよ」

という 安易な 励ましを いただきました。

 

 

 

・・・・!

 

 

 

同じ 環境に なったことのない人の

立場の違う ところから 発せられた 無責任な 言葉たち。

 

言葉を 返そうにも 術後の経過がよくないなか

言葉を 返す元気もなく・・・

 

また 今の わが子の置かれている 状況を立場を 話そうにも

話したら 不安で 涙で 言葉が 詰まってしまう

 

だから 言われるがままの 言葉を 聞く・・・

何を 言われても 聞く。

 

 

かなり これらの 言葉には 心を 傷つけられました。

 

その人たちには 子供が 284グラムで 生まれた という

パパとママの 心の重みが まったく 分からないのです。

 

また そういう方々は 医学的な 知識を持ち合わせて いないこともあり

取り敢えず なにか感想を 言おうととして 言葉を 発しただけ。

 

 

ただ 無知ほど 恐ろしいものは なく

相手の 心情を 理解せずに 言った言葉が

子供が 死の淵にいる パパとママの心を どれだけ 傷つけたのか

そういうことは 分からないのだと 思います。

 

 

しかし!

子供を 小さく生んだ パパとママは

子供が 生まれたことは 公表しなくては ならず

子供が 生きられるかどうか という不安な 時期にもかかわらず

出産の報告を 周りに伝えて

 

 

そのような 残酷な言葉たちを 受けなくては なりません。

 

 

これらの 対処法・・・それは

私が 経験してきた中でも

 

 

 

 

「こちらが 強くなる」

それしか 方法は ありません。

 

 

相手が 発している言葉は 悪気はないのですから こちらが

強くなるしか ないのだと 思います。

 

 

これらの 言葉に 傷つき 涙を 流しながらでも パパとママで

手を取り合って 強くなるしか ありません。

 

 

それから

「言い返す」

ことも 必要だと思います。

 

私は 性格的に 優しいし 主人からは 優しすぎると言われます。

 

 

人の 意見に 反論をしたり 争ったりしません。

 

 

だから余計に このような 残酷な言葉を 受けても

心にため込んでしまいます。

それで ひとりで 苦しみ 

ひとりで 涙し 

家に 引きこもってしまいました。

 

 

 

しかし 今でも そうですが これから 子供が 成長していく過程で

いくらでも そういう 残酷な 言葉たちを 受け続けるということに

気が付きました。

 

 

それならば 強くなり 相手の言葉に 反論するしかありません。

 

その言葉が 小さく生まれた子の パパとママを いかに傷つけているか

分かってもらうように 努力するしか ありません。

 

相手は 医学的な知識がなく しゃべっているので

子供が 小さく 生まれたことの リスクを

医学的な根拠をもとに 話して 反論したほうがいい。

 

そして その言葉たちが いかに 安易に発せられている

言葉なのか 理解してもらったほうがいい。

 

 

子供が 生まれて 数カ月経って

ミルクの量を 聞かれたことが ありました。

私は ありのままの ミルク摂取量を 話したのですが

そのときに 返ってきた言葉は

「えー、それだけ?少なーい(笑)」

でした。

 

 

わが子は 産まれてから しばらくは ミルクも飲めず

ビフィズス菌などの 腸内環境を 整えるための菌しか

摂取できませんでした。

 

それから 少しずつ ミルクも 飲めるようになり

量を ちょっとだけ ちょっとだけと 増やし

 

でも 体調が 悪くなった時には ミルクを 中止し

そして 再開ということを なんども 繰り返し

 

 

やっと このミルク摂取量に たどり着いたのです。

 

 

それを

「少ない」

という 資格は その人には ありません。

 

しかし それを

「少ない」

と 言ってしまうのが 当事者ではない人間の

悪意のない 悪意なのです。

 

 

私は あまりの 衝撃に 言葉に詰まり・・・

何も 言い返せませんでした(涙)

 

そのショックが 強すぎて 3ヵ月も一人で 抱え込み

やっと 最近になって 主人に 話すことが できました。

 

 

 

小さく生まれたこの パパとママへ。

私と同じような 経験が 待ち受けています。

必ず 私と同じような 心の傷を 負います。

残念ながら 避けて通れる道では ありません。

 

 

「強くなること」

それしか 方法は ありません。

 

子供の 様態が安定せずに 不安なとき

人が 発する 何気ない 言葉が 悪魔の言葉のように

感じられることが あります。

 

 

どうか パパとママの 2人で お互いを支えあって

この 残酷な言葉たちを 受ける覚悟をして ほしいと思います。

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