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ある看護師のことです。この方は、見た目からすると
ベテランさんのように見えます。しかし、様子を見てみると、
いつもバタバタとしています。
 

この方は、声が高く早口でしゃべります。私の人物観察から
言うと、こういう人はパニックになりやすい傾向があります。
この看護師さんもその傾向があるようです。
 
Yちゃんに対してではありませんが、他の子にミルクを飲ませて
いるときに、子供が興奮をしてしまい、うまく飲み込むことが
できませんでした。
 
この子はこれを3日くらい続けていて、まったくミルクを飲めません
でした。そして3日目にこの看護師さんが担当になり、ミルクを
飲ませているときに、私はYちゃんの面会に行ったことがあります。
 
そのときに、大きな声で子供を叱責している声が聞こえました。
ミルクを飲めないことに対して、叱責をしていたのです・・・
「そんなふうにしてたら、ミルクは飲めません!!!」
と何度も言いました。
 

でも、子供はまだ乳飲み子です。叱責しても、分かるはずはあり
ません。
 
そして一番つらいのは、その子なのです。
今まで看護師さんを40人くらい見ていますが、はじめての経験でした。
 
 

私は、その人が「怒る」という行動を取るというのは、相手が悪い
というよりも、その人の心の問題だと思っています。
 

同じ物事が起こった時に、それに対して怒る人がいたり、何も感じない
人もいたり、面白いことが起こったととらえる人がいることからも
分かるように、
 
その人の心が反映されていると思っています。
この場合の看護師は、
・忙しい準夜勤の中で、子供にミルクを飲ませなければならない
・他の子も気になるので、早くこの子のミルクを飲ませることを
終わらせたい
などの心境がまずあって、それでミルクを飲んでくれない子に当たった
のだと思います。
 

これが、別の環境のとき、日勤で他の看護師の手が多くあった時に
同じことが起こったら、子供に当たらずにすんだと思います。
 
相手に当たらずにすませる方法は、私は心を広く持つことだと
思っています。
心が狭いと、近視的に物事を見ることしかできません。
 
この場合、赤ちゃんは、落ち着いてくればミルクは飲むことができます。
また、ミルクが3日、全然のめなくても、体重が減るだけで、問題は
ありません。もし必要なら医師の手を借りて、栄養チューブで、
口から管を入れて、胃に直接ミルクを流し込むこともできます。
 
ハッキリ言って、まったく困った状況ではないのです。
ご自分が困ったと考えて、困った状況を作り上げているだけです。
すべては心の問題です。
 
 
私はこれが分かったときから、人に対して、大きな声を上げて怒鳴ったり
することはありません。
また、人の立場を思いやることができるようになったので、
なにか問題が起こった時に、まずは相手の立場を考えてあげてから、
相手がなぜこういう言動を取ったのか、考えてあげて、分析することが
できます。
 
こう考えると、相手に対して叱るということは、やらなくなりました。
また、問題が起こるということは、相手だけに問題があるのではなくて、
自分にも問題があるからです。だからうまく釣り合って、加害者と
被害者になるのです。
 
釣り合っている同士で、お互いを責めても問題は解決しませんから、
解決する方向に持っていくためにどうすべきか、話し合ったほうが
得ですね。
 
 

ですから、
新生児の看護と言うのは、子供がやらかしたことを大目に見てあげる
心の広さが必要だと思います。
 
他の看護師さんを見ていても、子供がミルクを吐いたり、処置中に
大声を上げたりしても、やさしい言葉をかけて、なんでも大目に
見てあげています。
 
相手はまだ子供、0歳児なのですから、こちらが大人になって、
やさしい気持ちで成長を見守ってほしいです。

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